「受験生になってから」では間に合わない!?
・・・高2でやるべき受験準備について
高2の時期は中だるみの時期ともいわれます。
しかし高2こそ、実は、1年後に迫った受験に向けて、最も重要な時期です。
ライバルに差をつけ、志望校合格を勝ち取るために、この高2の時期にやっておくべきことをチェックしておきましょう。
l 志望校・学部を決める!
「高2で早すぎない?」
いいえ、早すぎることはありません。
理由その1:目標が決まれば、受験対策も早めに、具体的に動き出せる
受験勉強は、具体的に早期から始めていたほうが有利なのは当然のこと。早めに目標を決めて、対策を始めましょう。
理由その2:志望校の合格可能性判定がある
高2の総合学力テストは7月以降から志望校の合格可能性判定があります。
そのため、早い時期から志望校の判定を確認しておくことで、合格までのギャップが見えて、受験に向けた準備ができます。
「なんとなく志望校を書いてしまった」なんてことのないよう、今のうちに志望校選びをしておきましょう。
l 受験科目を決める!
高3でどの科目を履修するかを選ぶ「科目選択」は、受験科目を選ぶようなものです。
早い高校では高2の6月ごろから調査が始まり、遅くとも11月頃までに最終決定しなければなりません。
つまり、春から秋のうちに、大学・学部のことを調べたり、オープンキャンパスに参加したりと、「自ら動いて」情報収集し、秋の科目選択の最終決定までには、志望校・学部候補の受験科目をすべて調べ、どの科目を使って受験するか、おおまかに決めておく必要があるのです。
では次にいつごろどのように行動すればいいのかについてまとめてみました。
高2の受験準備
このスケジュールはあくまで標準的なものです。情報収集が7月にずれ込んでも問題ありません。
受験に必要な教科から大学を絞り込むのを先にする方法もあります。
ただ注意しておきたいのは、赤本など大学受験の過去問演習は“遅くとも高3の10月には開始してないと受験に間に合わない”ということです。
それをふまえると、本格的な受験勉強は、過去問を開始する1年前の“高2の10月”には遅くとも開始しなければなりません。
そうでないと“過去問を解きながら基礎の学習をする”ことになります。
また“学校でまだ習っていないから”と、【学校で習ってから勉強するスタイル】のままでいると、いざ受験勉強を始めるときに理解が間に合いません。
さらに“学校の先生頼みの学習”になるので、学校で単元や要点を飛ばされても気が付かず、さらに“これから学校で習う範囲が模擬試験に出る”など、学習効率が大変悪くなり、受験勉強の効率がかなり低下します。
教科書や参考書に書いてあることは学校で習う・習わないに関わらず、手帳などを使いながら計画的に事前に取り組んでおきましょう。
学校に行って初めて学習するのではなく、学校で確認が出来るようにするのが高2の学習には必要です。
さらに出来る人は、大まかな高校3年間の教科書内容、参考書の基礎的内容は高2のうちに全て学習しておくと効果的です。
ぜひ学校の学習に左右されない、スケジュールを押さえた効率的な学習を進めてください。