子供のミスを低減するために大人が出来ること(第1部)

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こんにちは。教室長の大森です。

今回は「子供のミスを低減するために大人が出来ること」についてお話します。

 

多くの親は、「子どもの可能性を最大限に引き出したい」と願っています。

しかし、その熱意が結果的に子供のミスに出会った時、
「なんでこんなミスをするの!?」と叱ってしまう・・そんなことはないでしょうか?
しかし、ミスを見つけるたびに叱っていても、子供のミスは決して少なくならず、かえって多くなってしまうこともあります。

 

そこで、今回は子どものミスを少なくするために、親が知っておかなければいけないことについてお伝えしたいと思います。

ただ、今回の内容は盛りだくさんになってしまうので、3部に分けて記載します。

 

これらの記事を参考にして実践いただき、お子さんのミスを良い方向に変えていきましょう。


子供のミスとその原因

子供がつまづくミス、それは多くの場合、知識の欠如や心の成熟度に起因することが多いです。

子供たちの心と頭はまだ成長中です。


そのためちょっとした気持ちの持ち方で間違えてしまったり、計算法にまだ慣れていなかったり、鉛筆の持ち方が十分でなかったり、書き方や考え方が十分でない事からくるミスというものが多いものなのです。

 

また、子供たちは狭い視野で物事を考え、見る傾向があります。
友達との一言や一つの遊びで一喜一憂したり、これと言われたらそれしか行なわなかったり、
逆に言われたことが別の強い印象や記憶とすり替わってしまうということは、子供なら誰でもあるものです。

もちろんそれらは何とも微笑ましくもありますが、同時に課題でもあります。


大人のミスとその原因

それに対して大人の場合のミスは、子供のようなミスをすることも確かにありますが、
どちらかというと「油断」や「自己過信」からくる場合が多いです。

たとえば、仕事でのプロジェクトで失敗したとき、それは過去の成功体験からくる自信の裏返しだったかもしれません。

"これくらいなら大丈夫”という油断は、積み重なってくると非常に大きいですよね。

 

または、家庭でのちょっとした選択ミスなどです。

「大丈夫、これくらいは」という気持ちが、まさかのトラブルに繋がることもあるでしょう。
もちろん子供でもこうしたことはありますが、どちらかというと経験値の高い大人の方がこうしたミスを起こしやすいです。
そのため、子供のミスも大人と同様に間違えてしまうと錯覚しやすいとも言えます。


つまり子供が間違いをした時(大人のように)油断したから間違えたんだという観点でしか判断してしまうというものです。

そのため、気持ちがたるんでる、気をつけていれば、予測していればできるはずだというロジックで子供を叱ってしまうのです。

 

そうした経験はありませんか?


子供と大人のミスの決定的な違い

子供と大人のミスでの一番の違いは、子供のミスが大体「知識やスキルの不足」から来るのに対し、

大人のミスは「心の側面」によるものが多いということを覚えておく必要があります。

 

言い換えれば、大人は既に身につけた知識や経験を使い、その上での失敗の割合が多いのですが、

一方で、子供たちはその土台自体がまだ固まっていないケースが多く、それがミスの原因となりやすいのです。

 

したがって、子供のミスを少なくしたい、少なくさせたい、ということは、

ただ「注意しなさい」というだけでは全く伝わらないし、ミスがなくなることは少ないことを覚えておきましょう。

 

 

もちろん子供でも油断からくるミスなど、大人と同様のミスをすることは多々ありますが、

それでも経験やスキルを積むことで回避する事ができるミスは大人よりも多いのです。

 

そのため、単純にどう注意したらいいのか、考え方や方法を理解し、

失敗の経験から学んだことを実践、補えるような練習をすることが、

子供の計算ミスや確認ミスを少なくするためには必要なのです。

そのため、「気をつけなさい」ではなく、どういう動作や行動をすれば少なくなるのかをより具体的に考えさせ、

それができるように練習を積むようにしていきましょう。


まとめ

親としてできることはまだまだありますが、上記のポイントに注意を払うことで、

子どもはミスをなくしていきやすくなります。

 

優しく応援し、共感を示し、質の高い時間を共有するようにしていきましょう。

その上で何をどうすればいいのかを考えさせ、その訓練を徹底的に行なっていくようにしましょう。

 

もちろん子どもの発達状況や交友関係、家庭状況、子どもの性格に応じて臨機応変に対応することは必要です。

 

ただ、子どもが積極的かつ健康的に成長するための鍵となることは間違いありません。

これらはすべて、子どもが成長するためには不可欠な要素であり、親ができる最も価値あるサポートと言えるでしょう。

ぜひ参考になさってください。