子供に勉強させたければ「勉強しなさい」と言うな!お子様の学びの心を育むコミュニケーションの秘訣

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こんにちは。教室長の大森です。


自ら進んで勉強してほしい...この願いは、どんな親でも子供に対して抱くものですよね。
しかし実際には、子供が勉強を避ける姿にイライラして、つい怒鳴ってしまうことが多いのも事実ではないでしょうか。

実は驚くべきことに、東大に入学するような子供たちは、親から「勉強しろ」と言われた経験があまりないといいます。

これは、子供が天才だから・・出来る子だから・・というわけではなく、
親が「勉強しなさい」と直接言わなくても、別の方法で子供と接していたからなのです。

この現象は、単に偶然や個々の家庭の特例ではなく、
実は勉強を愛する子供を育てるためのコミュニケーションの秘訣があるからなのです。

そこで今回は、頭が良いとされる学校に子供を入れている保護者が実践している、
子供達へのアプローチ方法をご紹介します。

ここで紹介する方法を参考に、日々のコミュニケーションに取り入れてみてください。


1. "今日は勉強しなくていいの?"と問いかける

子供に「勉強しなさいと指示するのではなく、「今日は勉強しなくていいの?」と疑問を投げかけてみましょう。

この疑問は子供にとって、その場で考えるきっかけとなります。
すでに勉強を始める意志がある場合、子供は「今からやるよ」と答え、勉強を始めるかもしれません。
また、前もって勉強のスケジュールを立てているのであれば、「今日は何時から勉強するの?」と問いかけても良いでしょう。

重要なのは、子供に考える習慣を育て、子供の意見を尊重することです。
このような疑問を投げかけることで、親子の間に良好なコミュニケーションが生まれ、
子供は自ら考えて行動する習慣を身に付けることができます。


2. 日常の生活でも同じアプローチを

勉強だけでなく、日常生活においても同じアプローチを試してみてください。

例えば、外出する際には、
「何時から出かけるの?」
「今日は何時に帰るの?」
「何時に家を出る予定?」

といった質問を投げかけることで、子供は自分の行動やスケジュールについて考えるきっかけを得ます。

これにより、「心配するから時間を守ってくれると嬉しいな」という親の思いを伝えることができます。

直接的な指示や批判を避け、質問を通じて子供に考えさせることで、
子供は自分の行動について考え、親の意図を理解することができます。


3. 悩みを共有し、一緒に解決を

子供が何かに悩んでいる様子を見つけたら、親として一緒に解決していく姿勢を示しましょう。

親が全てを解決してしまうのではなく、子供に考えさせ、親は参考意見を提供するだけに留めることが大切です。
これにより、子供は安心感を持ちながらも自分で考え、解決策を見つける力を育むことができます。


4. 注意点について

 

主導権は子供に: 子供が自らの学習や日常生活において主体的になることを目指しましょう。
親は質問を投げかけたり、参考意見を提供することができますが、
最終的な決定権・主導権は子供にあることを忘れないでください。


多角的な参考意見: 提供する参考意見は、親の立場だけでなく、子供の立場や一般的な立場からも提供することが重要です
親自身がこれらの立場を認め、理解し、子供に伝えることで、子供の思考の幅が広がります。

子供から学ぶスタンス: わからないことがある時は、子供に教えてもらうというスタンスを取りましょう。
これにより、子供は親にわかりやすく説明する必要性を感じ、より深く考えるようになります。

言語表現の発達に対する理解: 子供はまだ言語的に発達途中であり、思っていることをうまく言葉で表現することが難しい場合があります。言葉を見つけるのに時間がかかったり、言葉が出てこなくて泣いてしまうこともあるでしょう。
そのような時は、怒らずに、子供の努力を認めて褒めてあげましょう。

イライラせずに忍耐を: 子供が言葉を見つけるのに時間がかかる時や、うるさいと言われた時も、
親としては忍耐強く対応することが大切です。
もしイライラしてしまうと、子供は「考えることは親を困らせること」
と誤解してしまう可能性があります。

 

子供の言葉は言葉通りの意味でないことがある
子供が言葉を見つけられない時は、
「まだこの子は言語化できていないんだな」と理解し、優しく対応してください。

言語が発達していない子供から発した言葉は思いつきの言葉になりやすく、
自分の伝えたい気持ちとは真逆の言葉を使うことが多々あります。

 

言葉の通りの意味とは受け取らず、言葉の裏の感情を読み取るようにしましょう。

このような注意点を心掛けながら、子供とのコミュニケーションをとることで、
子供が自ら考え、学び、成長する機会を増やすことができます。
親子の信頼関係も深まり、お互いにとって有意義な時間を過ごすことができるでしょう。


頭が良いとされる子供たちは基本的に、他人から指示されるのではなく、
自分で考えて学習を進めていきます。
親としても、そういった自立した子供に育て上げたいと思うのは自然なことでしょう。
もちろん、生まれ持った性格も影響を与えるでしょうが、
親のちょっとした行動の違いが子供を自立させる大きな要因となることも事実です。

もちろん、これだけで勉強ができるようになる、というわけではありませんが、

子供の頭を良くしていくためのポイントが含まれていることも事実です。

 

こうした”子供にとっても良い親の行動のポイント”を知って、
どうすれば子供が自ら進んで学び、成長していくのかをぜひ掴んでいただければと思います。


これらの重要なポイントを取り入れながら、今日からできるところから実践してみてください。