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こんにちは。教室長の大森です。
親には子どもたちの学びと成長を見守り、適切にサポートするという大切な役割があります。
学校の学習の様子を知ることはサポートするためにも必要です。
そのため、学校から送られてくる通知表は、お子さんの学校生活の様子を伝える貴重な情報源となります。
しかし、通知表をどのように読み解き、学習をどのようにサポートすれば良いのかをご存知でしょうか?
お子さんの通知書はその読み取り方と評価の仕方を変えるだけで、成績を上げるツールにすることができます。
この記事では、通知表を理解し、お子さんの学習を効果的にサポートするための具体的なアプローチについてご紹介します。
第1章:はじめに:通知表の重要性
通知表は、お子さんの学校生活を俯瞰するための大切なツールで、
点数や評価だけではなく、学校での取り組みや先生からの客観的な評価を伝える重要な手段です。
このツールをうまく使うことで、お子さんが学校でどのように過ごしているか、どのような成長を遂げているかを知ることができます。
通知表には、学校のテストでは見えてこない学校の様子やお子さんの日々の努力、社会性や協調性など、さまざまな側面が反映されています。
お子さんの学業だけでなく、社会性や人間関係などの面、子どもの多面的な成長や進歩、苦手な領域や改善点などが含まれており、これらを踏まえた上で、具体的なサポートや励ましの方向性を考えることが可能です。
さらに、通知表を通じて子ども自身も自己評価の機会を持ち、自己認識や自己改善のプロセスにつながります。
第2章:通知表の理解:数字より大切なこと
通知表は成績の数字・・点数や◎の数のみ、また前より「上がった」・「下がった」に注目しがちですが、
それだけでは見落としてしまう大切な情報があります。
それは子どもの努力や成長の過程を評価する視点です。
もちろん数字が上がることはお子さんが努力したことによるもので、大変評価するべきところではあります。
しかし点数や評価が維持されている場合も、お子さんの努力の結果として評価するべきです。
努力をしていなければ現状を維持することはできません。
通知表の数字の上がり下がりに一喜一憂するのではなく、それがどのような背景や努力の結果であるかを理解するようにしましょう。
例えば、数学の点数が下がったとしても、それが新しい単元の導入による一時的なものであれば、その単元に対する理解を深めることが重要です。
同様に、成績が向上した場合も、どのような学習方法や努力が成果を生んだのかを分析し、今後の学習に活かすよう働きかけることが大切です。
しかし、保護者が数字よりも大切にするべきことは、お子さんがその数字を出すためにどのような努力をしたのか、
反省を踏まえてどのような行動が取れたのかを理解し、お子さんを適切にサポートすることです。
特に、新しい学期や新しい単元に対する取り組み、以前に比べて向上した点など、細かな成長を見逃さないようにしましょう。
また、子供と何を頑張って取り組んだか、次に向けた良かった点を評価し継続するとともに、
どんなところが十分で無かったのか、どう改善する必要があるかを話し合い、子供に分析させていきましょう。
この取り組みをすることで、振り返りをして自己評価を促すことができます。
そうすることで、テスト問題はもちろん、日常の学習を振り返り、分析し、対策を考えるというプロセスを身につけることができるようになります。
第3章:成績の向上へのアプローチ
通知表を見るときは、通知表を基に、次学期や次年度に向けた学習目標や学習計画を立てることが非常に重要になります。
つまり短期間での成績の変化に焦点を当てるのではなく、長期的な視点でどうアプローチしていくべきかです。
特に、低い評価があった場合、それをどのように改善するかが鍵となります。
三角や2などの低い評価は、改善の余地が大いにあることを意味しています。
これをポジティブなチャンスと捉え、どのような学習計画を立てるべきかを検討しましょう。
低評価の原因を分析し、その分野の理解を深めるための具体的なステップを考えることが大切です。
例えば、算数で苦戦している場合、基礎から復習し、理解を深めるために追加の練習問題に取り組む・・などが考えられます。
逆に高評価の場合、どのような取り組みをしたのか、継続した方が良いことなのかも含めて考えることが必要です。
日頃の学習の習慣が結果に反映されているかどうかを確認し、
一過性のものではなく、継続的な学習習慣を身につけることです。
子どもに合った学習方法を見つけ、モチベーションを維持しながら取り組むことが、長期的な成績向上につながります。
しっかり読み取って取り組んでいきましょう。
第4章:学習の抜け漏れを見つける方法
冬休みや春休みを利用して、これまでの学習内容を振り返ることは、次学期の成績に大きく影響します。
成績が低迷してる・または伸びていない場合は復習ができているかをきちんと確認してみましょう。
この期間を活用して、理解が不十分な部分を見つけ、補強することです。
テストの解き直しを行うことは、過去の誤りから学び、同じ間違いを繰り返さないための有効な手段です。
また、ノートの取り方を見直し、日頃の勉強方法の改善や学習環境の整備も、効果的な学習には不可欠です。
このプロセスで重要なのは、子ども自身が学びの方法を考え、答えを出せるようにすることです。
大人はナビゲート役として、様々な提案を行いつつも、最終的な決断は子どもに委ねるべきです。
子供が自ら判断し客観的に分析をすr習慣を作ることで、客観的に物事を判断する力がつきます。
また、大人の意見はあくまで参考に留め、子どもの性格や学習スタイルに合わせた対応が必要です。
子どもが自分自身で学習方法を発見し、それを継続することが、長期的な学習効果につながります。
第5章:学習習慣の確立
学習習慣の確立は、長期的な学業の成果に直結します。
重要なのは、多くのことを一度に行うのではなく、小さなことから始めて徐々に積み重ねていくことです。
例えば、毎日決まった時間に短時間でも教科書を開く、ノートを見るなどの習慣を作ることが効果的です。
これらの小さな行動が徐々に学習への興味や自信を高め、結果として学習習慣が自然と身につきます。
学習習慣を身につける過程で、親子で目標を設定し、それを達成することが重要です。簡単な目標から始め、達成感を味わうことで、子どもの自立心や責任感を育みます。
また、学習の習慣化は、過度な負担をかけることなく、子どもが楽しく学べる環境を作ることも重要です。
子どもに合った学習方法を見つけ、共に歩んでいくことが、長期的な学習効果を生む鍵です。
第6章:保護者としてできるサポート
保護者として、子どもの学習を支援するためには、ポジティブな関わり方と適切な励まし方が求められます。
子どもの努力を認め、適切なアドバイスをすることが、子どもの自信とやる気を引き出します。
この際に注意するべきこととして、
①親の役割は、教育者ではなくサポーターであること
②子どもの学習過程を尊重し、その成長を見守ること
③親は、子どもの考え方と大人の考え方が異なることを理解し、異なる視点を尊重すること
④子どもが自ら考えたかのように導く方法を取ること
こうしたことを注意するようにしましょう。
親の考え方を押し付けるのではなく、子どもが自ら考え、
自らの道を見つけることを助けることが、子どもの自立と成長につながります。
第7章:まとめ:子どもの成長を見守る心構え
子どもの成績や成長は、一朝一夕で変わるものではありません。
通知表を活用して、子どもを褒め、やる気を上げること、学習を振り返り、自己評価の機会を持たせることが大切です。
成績としての数字に一喜一憂するのではなく、
子どもの自己認識と自立への手段として活用することです。
子どもの学習に対するサポートは、単に知識を伝えることではなく、自立した学習者として成長するための環境を整え、正しい方向性を示すことです。
保護者として、子どもの自己成長を信じ、適切なサポートを続けることが、子どもの自立と成長を促していきましょう。
もちろん、子どもの成長を見守る過程は、時に忍耐が必要ですが、
その過程自体が親子の絆を深め、子どもの自信と責任感を育む大切な機会となります。
通知表を通して、子どもの成長を見守り、支えていくとともに、子どもの客観的分析力を養って、
具体的な対策を自らの力で見つけさせ、実施させられるよう、サポートしていきましょう。
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